【理科】【社会】~ニュースから学ぶ~異常な降水編
- 保木井勇輝
- Aug 18, 2021
- 3 min read
みなさんこんにちは!!
連日の雨で気分もだるくなりますね・・・。
今朝も新城市は激しい雨で、早朝に落雷の音で目覚めてしまいました・・・。
雨の情報などが連日ニュースで取り上げられていますが、みなさんは雨についてきちんと理解していますか?
身近なニュースも、しっかり知識を付ければ理解できるようになりますし、逆にニュースの情報を勉強に結び付けることができます。
今日は雨をテーマに理科や社会の知識を紹介していきます。
■社会編
先日のニュースで衝撃的な話題が飛んできました。
「佐賀県嬉野市では、ここ1週間の降水量が1100mmに到達しました。」
みなさんこれを聞いてどう感じましたか?
社会の知識を持っていればこれがどれだけヤバい数字かわかります。
日本は温帯(温暖湿潤気候)の気候帯に属していますので、普通に雨も降りますよね。
ちなみに、日本全体で見たときに年間降水量ってどれくらいかわかりますか?
正解は「およそ1700~1800mm」
つまり、たった1週間で日本の年平均の70%近く降ったわけですね。
おそろしい・・・・・。
教科書でよく見る”雨温図”(月の平均気温や降水量がグラフになったやつ)には、世界のいろんなデータがありますが、ヨーロッパの地中海性気候の地域などは年間でも1000mmに届かない位なので余裕で越えてますね。
このように、ただ「1000mmって多そうだな・・・」となんとなく感じるだけでなく、社会の知識と合わせることで、より深い知識と理解を得られますから、ニュースをこういう視点で見ると面白いですよ!
■理科編
今回の大雨の原因は”線状降水帯”とのこと。
線状降水帯って何かわかりますか?
これは、通常の何倍もの規模を誇る巨大な積乱雲の集合体です。
これが長さ300km近くにもなるみたいですからどれだけ恐ろしいかがわかりますね。
積乱雲は中3の皆さんならわかりますよね?
「寒気が暖気の下に潜り込むことで、急激に空気が上昇し、局地的に大雨を降らす積乱雲が発生する」でしたよね!!
ふつうなら、積乱雲は短時間に大雨を降らすのが特徴ですが、この線状降水帯は大雨を降らす雲が50kmに到達することもあるので、長時間にわたって雨を降らせ続けるみたいです。
理科も天気はうろ覚えになっている人が多いと思います。
雲ができるメカニズムや前線、湿度の計算など受験にもよく出てくる重要な部分なのでこういう時にしっかり復習して思い出せるようにしていきましょう!
いかがでしたか?
教科書で習ったことを覚えるのは難しいですが、こうした現実の出来事や実体験をもとにして考えていくと、覚えたりするのが楽になりますし、ニュースを見ていて楽しく感じると思います。
学校や塾以外でも、勉強に役立つコンテンツはあふれていますから、みなさんも取り入れてみてはどうでしょう?
知らないことがあったらすぐ調べる癖を身に着けると、幅広い知識や友達に自慢できる情報を得られるから楽しいですよ!!
では!
Recent Posts
See Allこんにちは!! 久しぶりのブログになって申し訳ありません・・・。 さて、2学期が今日から本格的にスタートになります。 2学期といえば修学旅行や運動会や文化祭といったイベントが盛りだくさんで、中学生は3年生が引退してから初めての部活の大会などもありますよね!...
こんにちは!! 今日はあいにくの雨ですが、高校の合格発表がありました。 受験生の皆さん結果はいかがでしたでしょうか? うちの塾でも生徒さんからうれしい報告をいただきました。 みんな本当によく頑張りました!! 塾はあくまでお手伝いをしただけで、頑張ったのは皆さんです。...
みなさんこんにちは。 久しぶりの投稿になり申し訳ございませんでした。 タイトルにもある通り、いよいよ受験まであと少しの状況になりました。 受験生の皆さん勉強は順調ですか? ゆっくり勉強できるのは、あとはもう冬休みだけですから、この休みをどう使うかが非常に大事になってきます。...
留言